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老人保健施設の管理栄養士です。学んだことや日々の気づきなどを記録しています。

炭水化物量の計算について

カーボカウント法の続きです~

カーボカウント法を使うためには、1日に食べる炭水化物量の目安と、食事に含まれる炭水化物量を把握する必要があります。

<1日に食べる炭水化物量を計算する>

①身長から標準体重を計算します。

  身長(m)×身長(m)×22=標準体重(kg)

②標準体重に生活活動強度を掛け、必要エネルギーを計算します。

  <生活活動強度>
  軽い・・・・25~30kcal
  中程度・・30~35kcal
  重い・・・・35kcal~

  標準体重(kg)×25~35=必要エネルギー(kcal)/日
 
③1日に食べる炭水化物量を計算します。
バランスのよい食事は、炭水化物の割合は全体の50~60%ですので、1日の必要エネルギーから炭水化物のエネルギーを計算します。

 <バランスのよい食事>
  炭水化物  50~60%
  たんぱく質 15~20%
  脂肪     20~25%

  必要エネルギー(kcal)×50~60%=炭水化物エネルギー(kcal)/日

④炭水化物量(1g=4kcal)を計算します。

  {炭水化物エネルギー(kcal)/日}÷4(kcal)=炭水化物量(g)

例)1日1800kcal食べる場合、

 1800kcal÷50%=900kcal 900kcal÷4=250g

 これで、1日250g位の炭水化物を食べるとよいということになります。