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老人保健施設の管理栄養士です。学んだことや日々の気づきなどを記録しています。

修正インスリンについて

カーボカウント法の目的は食後血糖をコントロールすることに対して、修正インスリンは、食前の血糖を抑えることが目的です。たんぱく質や脂肪の多い食事をした後は、時間をかけて血糖がじわじわと上がってくるため、修正インスリンという方法で血糖コントロールします。

<方法>
インスリン1単位でどれだけ血糖が下がるのかを計算します。

 1800(1500)÷インスリン総量

超速効型は1800、速効型は1500をインスリン総量で割ります。インスリン総量とは、1日に使う超速効型や超遅効型を合計した数です。この計算値で、インスリン1単位でその時の血糖値がどれだけ下がるかを予想します。1800(1500)という数値は経験上でてきた値です。

例)超速効型と超遅効型を使用し、1日インスリン総量30単位使っていた場合

 1800÷30=60

 超速効型インスリン1単位でその時の血糖値が60mg/dl下がるということになります。