禁煙指導は栄養士さんのお仕事ですよ
「だってタバコは葉っぱでできてるし、ほうれん草などと同じ口に入れるものでしょ。それにタバコを吸ってたら味覚や嗅覚が落ちるので、『血圧が高いから薄味にしてくださいね~』なんていう減塩指導しても無理な話なんです。」
『卒煙ハンドブック』の著者の先生が講演で言われていたことです。「そっか~」と思って意識するようになりました。
タバコの有害成分
葉は腐らない、カビない。いつも同じ味。なぜ?・・・ホルマリンや農薬漬けにされているからです。有害成分を使っても食品衛生法でひっかからないのです。
タバコの煙に含まれるている三大有害成分はタール、ニコチン、一酸化炭素。そのほかにダイオキシン、ニトロソアミン、ベンゼン、ヒ素、カドミウムなど、4千種類の化学物質が含まれています。
アンモニアは、煙をアルカリ性に変え、肺胞での拡散をよくするために添加されています。
メントールはニコチンの吸収を促します。
マイルド、ライトなど、軽いタバコには、ベンチュリーホールという穴が開いていて、吸ったときに口当たりよく咳き込まず、肺胞の奥まで吸い込めます。
タバコ自動販売機の街頭設置が公的に認められているのは、先進国で日本とドイツだけ。未成年者の喫煙予防のため、成人識別ICカードによる識別機能付き自動販売機が設置されるようになりましたが、実験的に導入された種子島では成功されてないそうです。
詳しくはこちら→「要望脱タバコ社会の実現に向けて」
禁煙(卒煙)の効果
禁煙する人が増えてきました。どんどんきれいになっていく姿をみるのは、うれしいことです。
例えば・・・声がきれいなる。肌がきれいになる。周りの空気がきれいになる。唇と爪がピンク色になる。など。
タバコをやめると体重が増えることが多いようですが、心臓病死の危険率では、体重+40kgの肥満と、喫煙が同じリスクです。だから、体重が2~3kg位増えても大丈夫で、体が元気になった証拠だそうです。
<禁煙したい人におすすめの本>